<歩くと膝が痛い 60代女性>

 

右膝(変形性膝関節症と診断された)が歩くと痛みが走り、右脚を引きずって歩いている。
数年前に診断され、歩き過ぎたりすると痛みが出て、
しばらく安静にしていると痛みがなくなっていましたが、

先日バスから降りた際に足首に痛みが走り、しばらくすると膝に痛みが移って、
それからは膝に痛みが出ている。
最近は右膝をかばうためか、左膝にも軽い痛みが出てきている、とのことでした。


体型はフォーム6(右の捻れに制限が出ていました)でした。

体型調整を行いつつ、足が上手く上がっていなかったので大腰筋を調べると、固く柔軟性がありませんでした。


拮抗筋のハムストリングスも緩めていくと、足は上がりやすくなって来ましたが、
まだ歩き方がおぼつかないので、足首の動きをみると背屈に制限がかかった状態で膝下が外旋した状態でした。

おそらくバスから降りた際に右足の捻挫を起こしていたと思われ、
痛みが膝に出ていた為、身体を捻り痛みを逃していたと考えます。


足首の調整をすると歩き方はよくなりましたが、右膝の痛みが軽くはなって来たがまだ取れない、とのこと。
右脚内転筋、外側広筋に強い緊張が見らましたので、
これらを含む前後のファンクショナルラインの調整として左肩の調整を行うと、
膝の痛みが取れ歩き方もスムーズになりました。


ご本人も右膝の痛みなのに左肩の動きが関係するなんてと不思議がっておられました。

 

2018年8月