<右膝の調子が悪い 30代女性>

 

右膝の調子が悪いと来院されました。

 

なんとなく膝の骨が真っ直ぐになってなく、曲げ伸ばしするとどことなく引っかかる感じがする。

普段なら膝を曲げてポンっと伸ばすと詰まりが取れて楽になるが、今回はずっと引っかかる感じが取れなくて、とのこと。

 

元々右股関節の動き(先天性臼蓋形成不全?、女性に多い)が悪いとのことです。

膝だけが悪い(捻れている)のではなく、股関節、足関節とのバランスを崩している為に膝に負担がかかっていると推測しました。

 

触診させてもらうと、確かに右の腸骨は開いているように感じますが、左側は正常位置に思われ、回旋しているのとは違うと判断し、

骨盤が特徴的であること、関節の開閉に関係していることを考慮してフォーム9と見立てました。

 

右膝を確認したところ、若干膝眼の外側が落ちていましたが、

可動範囲も十分あった為、膝の不調は他の場所の代償であると仮定し、

足関節の詰まりの解消と、均整法では膝と同形相関である肘の調整、ディープフロントラインの腸腰筋の調整をしたところ、

膝の引っかかる感じが取れ足が軽くなったと喜んでいただけました。

 

2018年4月