<慢性の腰痛 40代男性>

 

普段から腰に違和感が、激しい痛みではなく鈍痛が治らない、とのこと。

 

右肩が前に身体を捻ったフォーム6。

左の足首を回すと内側が詰まって外側しか円状にならず、その軌道も小さく綺麗な円を描けませんでした。

 

左足首の関節は普段から安定せず、ひどい時には平らなところでも捻挫のように捻ってしまうことがあるそうです。

中学・高校と球技をされていて、何回も腫れ上がるような酷い捻挫をしている、とのことでした。

 

たしかに外側はゆるゆるで内側は硬く締まっているので、仰向けに寝てもらうと何もしなくても内反捻挫の形になってしまうくらいでした。

 

つま先を反らす(アキレス腱を伸ばす、背屈)運動をしてもらいましたが、はるかに右足よりも左足は出来ませんでした。

また足の甲側足首付根にある距骨の動きを確認すると、ガチっと固定された様に動きがありませんでした。

 

この足首の可動範囲の差が慢性の腰痛の原因の1つと考え、足首を充分に足首周囲を緩めてから、

距骨を上下に動きをつけて行くとゴキッと大きな音がして柔軟性が出て来ました。

 

距骨が安定すると背屈も楽に出来て足首の可動範囲も広がりました。

 

足踏みなど動きを見てもらうと、腰の詰まり感が取れ、楽になったとお帰りなられました。

 

2018年3月