<首・肩のコリ 30代女性・60代男性>

 

30代の女性、清掃関係のお仕事をされています。

以前の施術時には、右肩を動かすと痛いと訴えられており、肩の調整をさせていただきました。

今回は、前回と場所が違う、全体が重だるく、肩から首にかけてコリがひどく、どの方向からでも水平近くにまで右肩を上げると痛い、肩を揉んだら余計に酷くなってしまった、とのこと。

 

60代の男性の方。

やはり、肩から首にかけてコリが酷くて右側は痛くて振り返れない、前日に50キロほど運転した帰りには痛くて車庫入れが大変だった、同じように首から肩にかけて揉んだら、余計に酷くなってしまった、とのこと。

 

身体均整法では12種類に体の形を分類します。

おふたりとも、右肩を後ろに引いた捻れ、フォーム5 (体が右にねじれる傾向 <右回旋> )でした。

加えて、ある筋肉が非常に緊張していましたので、腰を押さえて首肩の状態を確認した所、おふたりとも動きがスムーズ、痛みが減ったと。

 

この首・肩のコリ痛みの犯人は背中の筋肉、広背筋でした。

この筋肉は背中にあるのですが、腕を使い過ぎたり、重い荷物を持ったり、握力を使う時に働きます。

 

Human Anatomy Atlas 2017 Editionより

 

確認するとおふたりとも腕を使われていました。

特に男性はお孫さん(8キロ)をあやすのに、頭の上まで持ち上げていたとの事で、左右の広背筋が緊張していました。

 

肩・首のコリの犯人はもうわかりましたので、この筋肉の緊張を取る操作と、体の歪みをほどき、真っ直ぐになるように全身の調整を施しました。

 

2017年12月